「部屋を借りたいけれど、保証人を頼める人がいない」

「家族とは疎遠で、賃貸契約を手伝ってもらえない」

「障がいがあり、一人で不動産会社に相談するのが不安」

住まいを探している方から、このようなご相談をいただくことがあります。

保証人を頼める人がいないからといって、すぐに「賃貸住宅を借りることはできない」と決まるわけではありません。

現在は家賃保証会社を利用する賃貸契約もあり、物件や本人の状況などによって利用できる方法は変わります。

大切なのは、最初から諦めるのではなく、「自分の場合はどのような方法が考えられるのか」を一つずつ整理していくことです。

この記事では、大阪で住まいの相談や生活支援を行っている縁結びが、保証人がいない場合の部屋探しについてわかりやすくご説明します。

保証人がいなくても賃貸住宅は借りられますか?

保証人がいない場合でも、賃貸住宅を借りられるケースはあります。

ただし、どの物件でも保証人なしで契約できるわけではありません。

物件や不動産会社、貸主、利用する保証会社などによって契約条件や審査内容は異なります。

そのため、

「保証人がいない=部屋を借りられない」

と最初から考える必要はありません。

まずは保証人がいないことを伝えたうえで、利用できる物件や方法を探していくことが大切です。

賃貸契約の「保証人」とは?

保証人とは、賃貸契約をする本人が家賃などの支払いをできなくなった場合などに、契約内容に応じた責任を負う人のことです。

賃貸契約では「連帯保証人」を求められることがあります。

ただ、家族や親族にお願いできる人ばかりではありません。

たとえば、

・家族と長い間連絡を取っていない
・頼れる親族がいない
・家族との関係が良くない
・親族が高齢になっている
・家族にも経済的な余裕がない
・障がいや病気などの事情があり、住まい探しそのものに不安がある

といった事情を抱えている方もいます。

こうした事情があること自体を責める必要はありません。

大切なのは、「保証人を用意できない」という現在の状況から、利用できる方法を考えることです。

保証人がいない場合はどうすればいい?

1.家賃保証会社を利用できる物件を探す

一つの方法が「家賃保証会社」の利用です。

家賃保証会社とは、借主が家賃を支払えなくなった場合などに、契約内容に応じて貸主への支払いを保証する会社です。

近年では、保証会社の利用を契約条件としている賃貸物件もあります。

ただし、

・保証会社による審査
・保証料
・緊急連絡先
・必要書類
・利用条件

などは会社や契約によって異なります。

「保証会社を使えば必ず借りられる」というものではありませんので、実際の契約条件については不動産会社や保証会社への確認が必要です。

2.最初から「保証人がいない」と不動産会社へ相談する

部屋を探し始めてから最後に保証人がいないことがわかると、条件を整理し直さなければならないことがあります。

そのため、

「保証人をお願いできる家族がいません」

「家族とは疎遠です」

など、現在の状況を最初の段階で伝えておくことも一つの方法です。

その条件を踏まえて物件を探してもらえる場合があります。

3.住まいの支援を行っているところへ相談する

「そもそも不動産会社に何を話せばいいかわからない」

という方もいらっしゃいます。

その場合は、一人ですべて進めようとせず、住まいや福祉について相談できる支援先へ相談する方法もあります。

特に、

・障がいがある
・収入面に不安がある
・家族に頼れない
・行政の手続きが苦手
・一人暮らしそのものに不安がある

といった場合は、単純に「部屋を見つける」だけではなく、入居した後の生活まで考えて住まいを探すことが重要です。

家賃保証会社を使えば保証人はいらない?

保証会社を利用することで、個人の保証人を求められない契約もあります。

ただし、すべての賃貸契約が同じではありません。

保証会社を利用していても、契約内容によって緊急連絡先などを求められる場合があります。

また、保証会社にも審査があります。

そのため、

「保証会社があるから何も準備しなくて大丈夫」

ではなく、契約前に条件を確認しておくことが大切です。

「緊急連絡先を頼める人がいない」場合はどうすればいい?

保証人だけでなく、

「緊急連絡先を書いてくださいと言われたけれど、お願いできる人がいない」

というご相談もあります。

保証人と緊急連絡先は同じものではありません。

緊急連絡先は、本人と連絡が取れない場合などに連絡するためのもので、一般的には家賃などの支払いを保証する人とは役割が異なります。

ただし、誰を緊急連絡先として認めるかは契約先によって異なります。

家族や親族に頼めない場合は、その事情も含めて不動産会社や支援機関などへ相談してみましょう。

障がいがある場合、部屋探しで何を伝えればいい?

障がいがあるからといって、一律に一人暮らしができないわけではありません。

一方で、実際の住まい探しでは「契約できるか」だけでなく、

・家賃を継続して支払えるか
・服薬や通院を続けられるか
・食事や掃除はどうするか
・行政手続きを一人でできるか
・困ったときに相談できる人がいるか
・入居後にどのような支援が必要か

といった生活全体を考えることも大切です。

たとえば、

「契約書の内容を一人で理解するのが難しい」

「不動産会社から電話が来ると、どう答えていいかわからなくなる」

「役所と不動産会社の両方に説明するのが大変」

という方もいます。

こうした場合は、部屋探しだけを切り離して考えるより、必要な生活支援と一緒に整理したほうが進めやすいことがあります。

実際の支援現場では「部屋を探す前の整理」が大切です

住まいの相談では、いきなり物件検索から始めるとは限りません。

まず確認したいのは、その方が現在どのようなことで困っているのかです。

たとえば、

「今いる場所をいつまでに出なければならないのか」

「現在の収入はどうなっているのか」

「保証人や緊急連絡先を頼める人はいるのか」

「障がい福祉サービスなどを利用しているのか」

「役所や相談支援事業所など、すでにつながっている支援先はあるのか」

「一人暮らしを始めた後、どんな部分に支援が必要になりそうか」

などを整理します。

同じ「保証人がいない」という相談でも、一人ひとり状況は違います。

だからこそ、縁結びでは「保証人がいない」という一つの条件だけを見るのではなく、その方の生活全体を一緒に整理することを大切にしています。

部屋が決まったら支援は終わり?

住まいは、契約できれば終わりではありません。

むしろ大切なのは、そこから安心して生活を続けられるかどうかです。

新しい生活が始まると、

・電気、ガス、水道などの手続き
・住所変更などの行政手続き
・家具や生活用品の準備
・通院や服薬
・毎月の家賃や生活費の管理
・ごみ出しや掃除
・近隣との関わり

など、さまざまなことが出てきます。

一つひとつは小さなことに見えても、いくつも同時に重なると大きな負担になることがあります。

そのため縁結びでは、「部屋を見つけること」だけではなく、その後の暮らしまで見ながら必要な支援を考えていきます。

大阪で保証人がいなくて部屋探しに困っている方へ

「こんな状態でも相談していいのかな」

と思っている方もいるかもしれません。

相談する段階で、すべてが整理できている必要はありません。

「保証人がいない」

「家族に頼れない」

「障がいがあって一人暮らしが不安」

「役所や不動産会社とどう話せばいいかわからない」

など、今困っていることからお話しいただければ大丈夫です。

縁結びでは、お話を聞きながら現在の状況を整理し、必要に応じて住まい探しや行政・福祉の関係機関との連携、入居後の生活について一緒に考えていきます。

行政による制度の決定や、賃貸契約・保証会社の審査結果を縁結びが決めることはできません。

それでも、一人では何から始めればいいかわからない状況を、一緒に整理することはできます。

保証人がいないことだけを理由に最初から諦めず、まずは今の状況をお聞かせください。

よくある質問

Q1.保証人が一人もいなくても賃貸住宅を借りられますか?

保証会社を利用するなど、個人の保証人がいなくても契約できる場合があります。ただし、物件や保証会社などによって条件・審査が異なるため、個別の確認が必要です。

Q2.家族と連絡を取っていなくても相談できますか?

はい。家族に頼れない、親族と疎遠になっているなど、さまざまな事情を抱えている方がいます。現在の状況から利用できる方法を一緒に整理していきます。

Q3.障がいがあります。一人暮らしの相談もできますか?

住まいだけではなく、一人暮らしを始めた後にどのような支援が必要になりそうかも含めて考えることが大切です。現在利用している福祉サービスなどがあれば、それも含めて状況を整理していきます。

Q4.保証会社を使えば必ず部屋を借りられますか?

保証会社にも審査があり、物件や契約内容によって条件が異なるため、必ず契約できるとは限りません。不動産会社や保証会社への確認が必要です。

Q5.まだ部屋を探していない段階でも相談できますか?

物件を決める前に、収入や希望する地域、保証人・緊急連絡先の状況、必要な生活支援などを整理しておくことで、その後の部屋探しを進めやすくなる場合があります。